るみちゃんの未来の自分へ

三木鉄道(3)



散策日:2020(R2)年6月27日(土)
三木鉄道三木線【厄神〜三木】(平成20年4月1日廃止)
距離:6.6km
位置:兵庫県三木市
移動手段:徒歩






前回調査が2010年と今から10年前の事。
どう変化しているか気になっていたので再度訪問してみることに。

今回は子供(4歳)と鉄道に乗って厄神駅まで行き、
そこから三木駅跡まで行くことにした。
前回は三木駅跡から厄神駅に向かって進んだので逆ルートとなる。

一応当時と変化を比べられるように写真は同じ位置から撮影してみた。
画像にマウスをあてると10年前の写真が出るようにした。


三木駅跡2010年6月に完成した公園なのでちょうど10年となる。夕方だったので人は少な目
三木駅跡10年前にはなかったレールで遊べる乗り物遊具が増えていた。これは楽しそう♪

廃線跡は一部が遊歩道になっており、案内看板が何カ所かに設置されていた。これは三木駅跡に設置されている分。
@三木駅跡の西端。記事(1)のBCあたり。少し撮影位置がずれているけど・・・

Aここは変化なし。石組みの橋台がそのまま残っている。すぐ横に人が渡れる橋があるので、渡るのは問題なし。
A同じ位置から西向き。斜度表示が昔はあったが、現在は撤去されている。オレンジ屋根の家は変わらず。

高木駅跡。駅舎は完全に撤去され、廃線跡は生活道へ変化。痕跡は看板のみ。今の所車は入れない。
高木駅跡より西向き。左側にあった樹木は無くなり、右側にあった倉庫(?)は住宅になっていた。ここから西に伸びる廃線跡は未舗装路の形で残っている。


B国道175号線の高架下。西向き。10年前はバラストが残っていたが、今は整地されている。
C厄神駅より5.5km地点。東向き。
キロポストが無くなっていた。

C同じ位置より西向き。
ガードレールが無くなっている。

C道路を渡った所。奥に別所駅後が見える。斜度標識は無くなっている。

別所駅跡駅舎は建て替えられ、綺麗な休憩所になっていた。扉は無く、雨風が抜けてしまうので、劣化は早そうと感じた。新築っぽい印象。
別所駅跡。駅前の雑草は刈り取られ整地されている。廃線ウォーキングの案内看板も設置。駅前は駐車場が綺麗に舗装されていた。

別所駅跡駅の西側の民家は変化なし。ホームの舗装はやり直され、綺麗になっていた。個人的には古びたホームの方が好みだが・・・。
別所駅跡。屋根を支える柱も新しい。
ただ、形は以前のまま同じ形を再現してくれている。


D 別所駅よりすぐ西側の橋桁跡。ここも綺麗に工事されて普通に通れるようになっている。
D「せんろの中へははいらない」の看板は撤去済み。残してほしかったな〜。

D’ 別所駅の西にある踏切跡。西向き
D’ 同じ位置より東向き。

西這田駅跡の踏み切り跡より東方向
西這田駅跡緑の建物はそのまま残る。結構いい目印。駅舎は当然残っていない

西這田駅跡
E 西這田駅と石野駅の間の川にかかる橋。橋台は再利用して橋桁は架け替えかな?歩きやすくなっている。

F 細かい水路橋はすべて暗渠化?
F車は入れない。
  虎柄柵は残してくれそうな雰囲気

G 石野駅のすぐ東側
G石野駅のすぐ東側

石野駅跡 綺麗に建て替えられている。別所駅と同じ造りのよう。ここも扉はないので、傷むのは早いんじゃないかな〜?
石野駅跡 ホームより東向き。線路は残してくれている。線路側には説明看板が設置。石碑も残っている。


石野駅跡 ホームより西向き。
 この駅跡が三木鉄道廃線跡の中ではハイライトのよう。廃線ハイキングパンフレットにも使われている写真がこの駅。

 駅前には駐車場もあり、ここに停めて三木駅方向に歩くのがベストかも。


H 石野駅のすぐ西側の踏切跡より西向き。枕木は全て撤去されている。踏切の甲板は真新しい。
H石野駅のすぐ西側の踏切跡より東向き。石野駅方向。

石野駅と下石野駅の間は堤で高さを稼いでいたが、現在は堤も撤去され、
周りの田畑と同じ標高になっている。また10年前は農道を自転車で走ったが、
今回は遊歩道を歩いたので、農道側からの写真はなし。


I 下石野駅のすぐ東側にある踏切跡より西向きに撮影。
I同じ位置より東向き。

下石野駅跡 以前は階段を上って駅のホームに入る高さだったが、現在は写真の通り、道路と同じ高さ。また駅の痕跡は空き地の形から推測するしかない。

下石野駅跡 綺麗さっぱり痕跡が無くなっている。駅跡は左の砂利道。
駅跡から東向き。

下石野駅跡 道の奥の林の形や手前右側の木は昔のまま。目線の高さが変わった。駅跡から西向き。

廃線跡遊歩道は下石野駅跡から始まり、三木駅跡まで続いている。
この下石野駅から西側は、遊歩道ではないので、行かれる方は要注意。



J 下石野駅跡より西に進むと舗装路が無くなり、雑草に覆われた廃線跡となる。
この日は草刈が済んだ後のようで、歩くのは問題なかった。

竹藪になるので夏場は長袖長ズボンがおすすめ。蚊等も多そう・・・。


J 竹やぶの廃線跡をたどると、斜度標識が残っていた。保存状態も悪くない。
  竹が雨水から守ってくれているのかな?バラストも残っており、雑草はあまり伸びて
  いなかった。

J 竹やぶ区間の西側。廃線跡は完全に土砂の下になってしまっている。

  この先の県道の下をくぐる区間を土砂で埋めてしまうよう。

  遊歩道にする気は無いと見た。

宗佐駅跡 画面右側にあったらしい。
前回は見落としたが、今回は覚えていた。
かといって痕跡は皆無だけど・・・。

バラストや枕木は撤去済み

宗佐駅跡 左の斜度標識から奥の左側に駅があったよう。駅の西側はまだバラストが残る。
K宗佐駅より西側は堤が残っていて、歩いていくと道路とクロスする。橋が無いので一旦農道へ降りる

K農道とクロスする。
橋台は以前のまま。

K味のある橋台。
写真の奥が宗佐駅方向

たまに斜度標識が残っている。
ここはもう朽ちてきてる。東向き。

L県道20号とクロスする所。
私有地化している?東向き。

国包駅跡。東向き。駅舎は撤去済み。
ネットに出ている過去の写真で駅舎を見ると、コンクリート製のちょっと変わった形の駅舎だったよう。

国包駅跡。西向き。面白い形の駅舎ならそのまま残しても良かったのでは?
と思うのだけど、崩れたら危ないから取り壊すんだよね。残念。

この看板残して!(^人^;)
M細かい水路の橋台は残っている

M徒歩でしか見つけられない遺物。
線路跡の脇にひっそり残っていた。

N厄神駅の東にある車庫の近くの踏切。
ここは変わっていなかった。

N厄神駅から500m東。
O前回は虎ロープだった所にはフェンスが設置されていた。

厄神駅到着。ここは逆にフェンスが無くなっていた。
陸橋から廃線跡を撮影。

実際には厄神駅から三木駅に歩いたが、レポ(1)(2)に合わせて、三木駅側から記事にした。
4歳11か月の子供と歩いて約3時間ちょい。
下石野駅から東側は日陰が少ないので、歩く際は熱中症に注意。
石野駅・別所駅跡には自販機がある。

下石野駅〜三木駅間は遊歩道として整備されていくだろうが、厄神駅〜下石野駅間は今後変化する可能性が高いと見た。

また10年後くらいに見に来てみよう。

 お し ま い

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