るみちゃんの未来の自分へ

同和鉱業片上鉄道1


散策日:2009年11月15日(日)
同和鉱業片上鉄道【片上〜柵原】(1991年6月末廃止)
距離:33.8km
位置:岡山県備前市
移動手段:自転車



片上鉄道は平成3年に廃線となった比較的新しい廃線。
とは言え、もう18年も経っている。
廃線になった後も、定期的に調査されている方もおられて、
はっきり言って私がブログで改めてアップする意味もほとんどない気もする。
ま、でも人に迷惑をかけない範囲の趣味は個人の自由だしね( ̄∀ ̄*)イヒッ

デポ地をどこにするか全然決めていなかったのだが、
備前市サイクリングターミナルに駐車して走る事にした。
実際に行ってみると、駐車場は結構広く、
30台くらいは停められそうな駐車場だった。



写真はサイクリングターミナルを出る所から撮影したが、順番が分かりにくいので、始点から順番にアップしていく。

同和鉱業という会社の鉄道で鉱石を港まで運ぶ鉄道だったらしい。
詳しくはwikiにて。手抜き〜( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

港から鉱山までという事で当然港からスタート。
ある程度下調べをしてから行くのだが、
当然情報のタイムラグがあり、同じ景色が見られるとは限らない。



@ 港側の始点は柵がしてあり、入れなかったので遠くから撮影

A @の背中側。おそらく線路跡と思われる

B 流川にかかっていた橋の橋台

C 手前はパチンコ屋さんになっていた

D Cの反対側。このあたりは北東・南西方向に伸びている

E Dから進んだ所。「一旦停止」と書いているので、道路にする予定だったのだろうが、今のところフェンスで入れず


F 赤穂線西片上駅(にしかたかみえき)の東側の高架下をくぐって坂を登って行く。「片鉄ロマン街道」の始点は残念ながら山陽新幹線の高架下が始点となっている。
廃線好きとしてはやはり港からスタートしてほしかったが,国道を横切ったりするので、いろいろ難しいんだろう。

国道250号線×流川にある「昭和橋」に片鉄ロマン街道の案内板が
設置されていたが、廃線跡ではなく、走りやすい道を案内していた。
角にはトマト銀行が。トマト銀行??(@'ω'@)ん?ナゼにトマト?


G 車は完全に通行できないので、車が来るストレスは全くない

H手前が赤穂線。奥が国道2号線の高架。西片上駅を探していると、左頭上にあった




国道250号線×昭和橋にある片鉄ロマン街道の標識。
写真は南西方向を向いている。
街道に行くにはこの交差点を北上し、国道2号線の高架下を右折。
突き当りが片鉄ロマン街道になる。(始点ではないけど)
地図の○で囲っている辺りが写真のところ。


@A 山陽新幹線高架下が片鉄ロマン街道の始点になるらしい。
何故かは知らないけど…。ロマン街道の終点は34km先の
柵原となっているが、実際に終点まで行ってみると、
吉ヶ原駅(きちがはらえき)が街道の終点になっていた。
そのあたりはおいおい…。

B 鉄道跡の雰囲気を残そうと、キロポストが設置されている。これは片上駅から400m地点。大きい数字が小数点以下。その下に小さい数字が後々出てくるのだが、それがキロ表示という事らしい。本物はもうちょっと大きい。

C 天気は晴れたり曇ったりの繰り返し。曇った時はめちゃくちゃ寒かった。
太陽が出たら少し暖かいというくらいの気候

D 数はそんなに無かったが、所々に列車が走っていた当時の写真と対比させる写真が置かれていた。これは結構ありがたかった

E斜度表示は28.6パーミル。( ̄ω ̄;)エートォ...2.86%の斜度。汽車にとっては激坂。今回の相方にとっても激坂だったようだ。

F 片上駅跡からこの「峠清水トンネル」までずっと登りっぱなし。ママチャリにはちょっときついかも

Gトンネルの北側出口にある年式。1963年と彫っている


H トンネルからの下り。このあたりは曇っていて結構寒かった。
かなり久しぶりのライドとなった相方。ちょっとした登りでもすぐに息切れ。
あの10月の3連ちゃんの合宿の意味は一体…orz。




@ 片上駅の次に出てくる清水駅跡

A 駅名の標識を残している

B まだ工事中という雰囲気が残っていた

C ここがかなり分かりにくかった。どこを線路が走っていたか判断つかず

D 山陽自動車道和気インターの下をくぐる

E 本荘小の近く。この先で左カーブした後は直線が続く

FG 天五さん・Chokoさん・JINさんが「わざわざ大阪から走りに行くようなコースじゃないよ」
口を揃えて言う原因の一つ。ひたすら直線が続く、景色もあまり変わらない。
まあぐねぐね曲がりくねった線路を敷くのも大変だしね( ̄∀ ̄*)イヒッ
勾配はほとんど感じられず、眠くなりそう。

H JR山陽本線「和気駅」手前。廃線跡のおかげで交差点が複雑に( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

I 和気駅前にて



= 追 記 =


中山駅跡が判明。Bの少し手前、大中山の交差点のすぐ東側。
道の感じからと、清水駅からの距離で位置を判断。
次回行く時は、そこん所を見てみよう。





@ 和気駅を出てすぐに登り坂が出てくる

A 貨物列車を初めて見た相方。びっくりしていた

和気駅前はかなり広いロータリーがあったので、
昔、線路が何本か通っていたのが何となく想像できる。
レポ1で紹介したHPにはJR和気駅と片上鉄道和気駅を
地下道でつないでいたと書いていた。

サイクリングロードはS字クランクを描いて金剛川へ向かうが、
線路跡はおそらく和気駅前の駐車場の下だったんだろう。
当時の写真と比較できれば良かったのだが、資料なし。


B JR山陽本線をまたぐ橋。水色

C 金剛川をまたぐ橋。(オレンジ色)

和気駅を出て、水色の橋を渡り、オレンジ色の橋を通過し、さらに水色の橋を渡る。
北側の水色の橋の東側に昔の橋台が残されていた。
おそらく現在使われているサイクリングロードは
少しだけラインをずらして作られたのだろう。

となると、当然オレンジの橋も少し位置が変わっているハズ。
ただ、橋台が残っていたのはこの北側の水色の橋のみで
南側のオレンジと水色の橋の橋台は発見できず。


D 実際に使われていた橋台。金剛川橋の一つ北側の橋の東側

E 斜度16パーミルで下っていく。ここも直線。

見通し良すぎ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!

F 本和気駅。「和」が無ければ「マジ駅」

G この付近の山は白っぽい岩がむき出しで、紅葉とのコントラストが綺麗だった

H 和気ドーム近く。県道414号線とクロス。
まだ3分の1も来ていない。10時20分頃。
始点からちょうど1時間

I 右が和気ドーム。ミニSLもあるらしい





和気ドーム前も何もない平たん路。
ここは益原駅があったらしい。

@ 車両の形に作られた掲示板。だんだんこれも朽ちてきている

A 片鉄ロマン街道の公式HPにもアップされている地図

B 益原駅跡。ここに来るまでに中山駅を見落としている事に気づいた。どこだったんだろう・・・(・_・;)

C 汽車が走っていた当時の写真が掲示されていた

DE 左手に吉井川を見つつ走る。左側の雑草群がなければもうちょっと景色を楽しめると思うのだが、こんもりと盛り上がったつた植物が、景色をさえぎる。隙間から見える景色は、オレンジ色に染まった山々と吉井川だった。このあたりも直線区間が多いので、景色が見えなければ退屈な区間。

F 坂根堰付近。風は追い風向かい風が交互に来る

G 天瀬駅手前。信号機が残されている。

  山も白い岩肌と紅葉が綺麗だった


H 天瀬駅跡。駅舎は綺麗に補修されている。
   補修前のも見てみたかったが、時すでに遅し





※この回は全部天瀬駅跡にて。先へ進まん…(^_^;)

@ 天瀬駅の駅舎は改修前はボロボロだったようだが、今は綺麗になっている。木製でなかなかいい雰囲気

A 駅舎内にある何かのスイッチ。陶器製。「東京 山光社」の文字。ネジもマイナス

BC いろいろ残している?新しく作り直した?駅名看板はまだ新しい感じがした。
駅前の家庭菜園には廃レールが使われていた。ちょっと細い感じのレール。

D天瀬駅跡の周辺の景色。
 春に来たら桜が綺麗だと思われる

E 意図的に残している感じ。昭和46年。
 最後は「箱」かな?読めない

F 周りの風景からも感じるが、岩が多い土地柄なのか、石組みの段々畑が続いた。開墾した時に出てきた石だろうか。

G 天瀬駅も昔の写真が展示されていた。
現在と比較できる。

H 山あいを抜けていく。左手は吉井川

I 左のお立ち台?も所々に残されていた。
 何に使うのかは知りませ〜ん。勉強不足



天瀬駅を出て北にしばらく走るとトンネルが出てくる。
左手には吉井川が流れ、廃線跡と川の間には国道374号線が走っている。
wikiに載っていた駅間の距離は天瀬駅から河本駅までが
1.8kmと書いている。

走った時は河本駅(こうもとえき)の跡を探し忘れていて、
跡地にすら気づけなかったが、帰って調べてみると
このトンネルを抜けた先に河本駅があったらしい。


@A トンネルが近づいてくる〜( ̄∀ ̄*)イヒッ

BC 天井が崩落する危険でもあるのだろうか?ネットが張られている。
そんな崩れそうな雰囲気は無かった。
このトンネルの途中にキロポストがあったが、数字は読み取れず。

D トンネル北側出口の上部。直線が特徴的な岩が乗っている。面もつやつや

E トンネルを抜けると大きく西へカーブしていく

F 天神山城があったらしい。詳しくは読まず

G 晴れたり曇ったり

GとHの間で「河本駅(こうもとえき)跡があったらしい。
さらに線路とクロスする踏切or国道高架もあったと思われる。
このあたりの国道は綺麗になっており、すでに線路の痕跡はまったく残っていない。

帰ってからヤフー地図の航空写真で確認してみると駅があったと思われる所は小さめのグラウンドになっていて、グラウンドの西側に国道の橋が見える。線路跡は橋の下をくぐって、川沿いへラインを変えているが、実際にはどうだったのだろう?

H 河本駅跡と思われる場所をすぎたあたり

I こんどは国道が右手になる



河本駅跡の事をすっかり忘れたまま走ってしまった。
次に出てくる駅跡に着いてから、あれ〜?
河本駅跡ってあったっけ〜?って感じだった。

片鉄ロマン街道はトンネルを抜けた先、
国道の歩道を走らせるルートになるが、
このあたりは実際に走っていた線路跡を
トレースするラインではない。完全に廃線跡を
なぞりたい人は、このあたりは散策する必要がある。


@ 国道を渡って、河本駅方向。方角は北東。
ここは廃線っぽかった

A 同じ場所より逆方向

B 「大舟着川市跡」とあるが、何の跡かまったく分からず。船着場っぽかったけど…

C 川沿いには桜が植えられていた。

春の時期に走ってみたい

D 大舟着川市跡を出てすぐに、妙なコンクリートの壁が出てくる

E 線路跡も残してある

F 昭和57年製。勝った( ̄∀ ̄*)イヒッ
私、53年製だもんね〜オイオイ...( ;・_・)ッ( ゚ー゚)ウキ...

G 「りくこうもん」というものらしい。

この陸閘門を抜けると、走る方角がかわり、
日差しを浴びての走行になった。河本駅跡から
ここまで山の陰でかなり寒かったのだが、
やっと暖かい日差しを浴びる事ができた。

陸閘門のところで大きくカーブを描き、再び北を目指す。


H ゆるやかな斜度とゆるやかなカーブ

I 佐伯中学校近くの佐伯大橋の下をくぐる

このあたりで距離的に大体半分。




@A  佐伯大橋の下をくぐっていく。緩やかに右カーブを描く

B 佐伯庁舎の東側になる備前矢田駅跡。時々おいついていたサイクリストの集団に完全においついてしまった

C すれ違いができるホームだったよう。

集団は先発。ペース的にほぼ同じだった

D 掲示板により北の向きが変わる地図。
 分かりにくいったらありゃしない

E 備前矢田駅。これを見て河本駅の存在を忘れていた事に気づいた

ひと駅につき5〜10分ほどかけて写真を複数枚撮る。
先に出発した集団はママチャリとさほど変わらないスピードだったが、
進むペースはほとんど同じだった。うさぎと亀状態。
追いついては写真を撮って、撮っている間に向こうが出発ってな具合に。


F 体では分からないがおそらく斜度がついている感じ

G 再び国道とクロス。線路はこの自転車道の、少し右側を通っていたと思われる

H この交差点には三角の空地があり、線路が通っていたであろう事が想像できた。電車は標識のようには曲がれません(* ̄m ̄)プッ

I 吉井川。特に意味なし

同和鉱業片上鉄道2へつづく
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