るみちゃんの未来の自分へ

有田鉄道





散策日:2010(H22)年2月11日(木)
有田鉄道(和歌山県有田川町)
【藤並駅〜金屋口駅跡】5.8km(※海岸駅〜金屋口駅:9.1km)
平成14年(2002年)12月31日廃止
移動手段:自転車





木曜日は雨の予報だったが、予定が特になく
雨でもいいやと思って走りに行く事に。
JR紀伊宮原駅近くのスーパー銭湯の駐車場にデポ。

出発した時は雨が降っておらず、曇り空。
今にも降り出しそうな空模様だったが、
リュックサックをかついで出発。
カッパを持って行ったが、当然後で着る事になった。

下調べはあまりしなかったので、
(ヤフー地図といくつかのHPを見たのみ)
行き当たりばったりの散策となった。

紀伊宮原駅近くから藤並駅までは5kmくらい?
しばらく国道42号線を走って、藤並駅に到着。
その400mくらい手前に意味不明な線路があった。


↓何だろ??線路跡でもない所に突如として出てきた。
 しかもまだ新しい雰囲気。利用目的とか全然分からない。

↓ @A 現在の藤並駅西側。できたてほやほや。
  駅前の開発も進んできている。新しいロータリーも作っているのかな?
  もうちょっとしたら完成だろうけど次に見に来た時はすっかり様変わり
  しているんだろう。


←B 駅前にある地図。この地図ではまだ有田鉄道が表示されている。
有鉄の廃線関係HPには必ずこの地図が出てくる


↓C 西側からの写真。おそらく向こう側に有鉄の藤並駅があったんだろうと思う。


↓D 藤並駅東側。現在は駐輪場となっており周りは整備されている。
↓E 線路の東側。写真の方角は南を向いている。写真のずっと奥に藤並駅

↓F 斜度かな?15パーミル?自転車なら0.15%の斜度。
↓G なだらかに下っていく。









←@ しばらく坂を下っていく。
    左はJR紀勢本線。

↓A 古い枕木を柵にしている。
   廃線跡によく見られる光景。
   写真は南方向。

↓B Aと同じ場所より。写真は北方向。このあたりに住民が自分で作った横断路があった



←C 県道22号線とクロスする場所。

車の交通量がかなり多く、車が途切れない。鉄道が走っていた頃は渋滞になっていたんじゃないだろうか?

今と同じだけの交通量があったかは知らないけど…。

↓DE 県道22号線を渡って20mほど進むと、橋が出てくる。
    8年前に廃線になったとあるが、色はまだ落ち切っていない。
    線路は残っていないが、橋だけは残されている。
    今後、歩行者・自転車道になる予定なので、残すつもりかな? 

↓F 橋の南側。藤並駅方向。
↓G 同じ場所より北方向。
    工場のすぐ横を走る。

↓H 橋の北側より北方向を見た所。
   廃線跡とはっきり分かる堤跡。

↓I 橋台はコンクリート製。
  残念ながら石製じゃなかった。






↓@ 廃線後、しばらく残っていた踏切跡より南向き。
↓A 同じ場所より北向き。
  新たに土を盛りなおしている。

↓B 阪和道をくぐって、完全に線路跡のみになった。しばらくオフロードが続く。ロードバイクではなかなかきつい。いつパンクしてもおかしくない。
写真は南向き



↓C 同じく北向き。
  ここからカーブが始まる


→E カーブの先、病院のすぐ横。何かの支柱の廃材が捨てられていた。鉄道関係のものと予想するが…?

↓D 線路跡らしい緩かなカーブ。バラストも残っていないが、石が多い。写真は北向き。


↓F Eと同じ場所より南方向。
踏切跡が残っていた。これも間もなく無くなるだろう。


 ↓G 病院より北東方向。
   田殿口駅跡が見えてくる。

↓H たどのぐちえき跡。
 子供がここで遊んでいた。
かなり不審者に見えただろうな〜(^_^;)

↓I 駅跡はコンクリート部分のみ残されている。桜の頃にまた見てみたい。






↓@ たどのぐち駅跡。桜の木と思うけど、咲いたら綺麗だろうな〜。
↓A 駅から東方向。この後、直線になる。線路わきにはコンクリートの私道が伸びていた。

↓B 線路沿いの道を走る。
  左手が線路跡。東向き。
  まわりはミカン畑が続く。

↓C 私道が行き止まりになった後はひたすらオフロード。
ロードバイクではつらい。

↓D Cと同じ位置から西向き。左の舗装路が走ってきた道。
↓E 工事は進んでいそうだが、もうちょっと。明らかに来る時期を間違えた。東向き。


→G アレックという公園の横にある踏み切り跡。この公園、めっちゃ新しかった。

↓F 一応「歩道設置工事」らしい。
3月28日まで。で、3月28日になると、鉄道公園なるものがオープンする。



 ↓H あそこに見えるのは…

 ↓I 見っけ♪
  石組みの橋台〜( ̄∀ ̄*)イヒッ







←@@ 西向き。ミカン畑なのだが、剪定した枝をそのまま放置している。とんでもない障害物だった。自転車なんか通れやしない。
あ、まだ道じゃないんだ…
( ̄m ̄〃)ぷぷっ! 


↓↓Aまわりはひたすらミカンの木

↓B 時々綺麗な道とクロスするが、交通量はあまりない。写真は東方向。
↓C こういう場合は左のコンクリート区間を走るのだが、その先は結局地道になる。東方向。

↓D 高校の近く。このあたりは地面が踏み固められている。西方向。

 ↓E 同じ位置より東方向。

↓FG 下津野駅跡。有田中央高校のすぐ前にある。
  学生が電車を使っていたんだろう。駅のすぐまえに
  学校への入り口があった。東方向。

  この駅の周辺は“昔、栄えていたっぽい”雰囲気が残っていた。
  今は閑散としていたけど…。駅の存在は大きかったのかも。

↓H 駅のホームは完全に作りかえられている
↓I しもつの駅。写真は西向き。
  正面に高校






↓@ しもつの駅跡から東に進むと橋が出てきたが、残念ながら冬のこの時期にも関わらず、植物が障害物に。強引に行ける状況じゃないので、あきらめて回り道。橋台はコンクリート製だったように思う。はっきりとは確認できず。写真は東向き。


↓A 先へ進むとガーター橋発見。
先ほどとは違い、しっかりした作り。これは現役当時のを再利用しているんだろう。地図で調べると鳥尾川にかかる橋。

↓B ぐる〜っと回って橋へ。先ほどのつる植物の残骸が障害物となっている。夏になると悲惨だろう。西方向。

↓C 同じく東方向。天気がやばい。

↓D 橋台はコクリート製だった。
 川の中央に橋脚跡あり。元は石製?

↓E 橋から進んで、来た道を撮影。
    西方向。

  ↓FG どんどん進む。
  ミカン畑の景色にそろそろ飽きてきた( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
  景色が大きく変わらない。ひたすら周りは緑色。
  Fは東方向、Gは西方向。梅が7分咲きくらいだった。

↓H この先にやっと舗装路が見えた。写真は東向き。
↓I 舗装路へ。パンクせずにここまで来れた。








←@ 進むのが大変だった地道。
ここから舗装路。写真は西向き。


↓A 有田ならではの機械。
何に使うか分かります?



↓B 地面との落差が出てきた。
  少し切り通し風。写真は東方向。


↓C みかんがなっている。西方向。

↓D 南東にある鷹巣池から有田川に流れ込む用水路?にかかる橋。もしや?と思って、下に回り込んでみた。

 ↓E 見っけ。石の橋脚。
   写真は南向き。


↓F この重厚感が良い。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!下流方向は直角の橋脚。

↓G 上流方向は鋭角になっている。現在の橋脚は丸い形状が多いが昔のはこんな形が多かったらしい。時代によって変わっていく。

↓HI この古さが良いです( ̄ω ̄)(ーωー)( ̄ω ̄)(ーω−)ゥィゥィ♪






 ↓@A 橋を過ぎ、少し進むと駅のホーム跡が出てくる。
    カーブ途中にあった駅なので、ホームも曲線である。
    ここは前の基礎を残したままとなっている。写真は東方向。

 ↓BC 御霊(ごりょう)駅。駅舎の壁に直接駅名を書き入れている。
     これは昔のものをそのまま残している。なかなか味がある。
     Bの方はもちろん後からつけたもの。


 ↓D 線路側から。北向き。

↓E 道側から。南向き。はっきり言って、駅とはまったく気付かない。



←↑FG 改札口。
 ガラスが入っている訳ではない。
 壁の白は後から塗りなおしたもので、
 昔はこの色ではなかったようだ。
 雰囲気は残っている。




↓HI 料金表。昭和61年に改定されてからは同じだったようだ。
  始点の金屋口駅から終点の藤並駅までは5.6km。
  高い?安い?廃線決定になっても地元住民から反対運動が起きなかったそうだ。(wikiより)








  ↓@A ごりょう駅を出ると、ゆるやかにカーブしながら
       少しずつ東南東方向へ進む。写真は東方向。

↓B 完全に整備されていて、キロポストとか斜度表示なんかは一つも残っていない。
↓C 何の意味も感じられなかった広場。
車輪を置いていたが駅跡でもないし…。

↓D 駆動輪って言うのかな?
  歯車が見える。

↓E この先が金屋口駅跡。
 現在のところ専用舗装はここまで。

↓F 公園名は「有田川鉄道公園」である
↓G 車両の動体保存するらしく、新たに線路が引きなおされていた。

藤並駅から金屋口駅まで5.6km。
ここまでかかった時間約1時間半。
歩くより遅い( ̄m ̄〃)ぷぷっ!


↓H 金屋口駅跡。誰もいない、という事はなく、有田鉄道株式会社という会社になっており観光業やバス運営を行っている。当然駅舎内には仕事中の方がおられた。
↓I 駅舎内に飾られている地図。昭和5年のものである。藤並駅から海までの線路が伸びていた事を証明する地図である。





金屋口駅には現在車両が停まっており、
動体保存という形で残すらしい。
動体保存と言えば、昨年見に行った片上鉄道がある。

あそこも月一回程度、動かしているのだが、
公式HPで見る限り、たくさんの愛好家が関わって
保存に尽力されているようだ。
有鉄もそういった人手が集まると
残せるのだろうけれど、先行きは大丈夫なんだろうか…。








↓ 吹田と書いている。

  吹田操車場の車両?

↓ 木製のコンテナ(かな?)
  結構珍しい。

↓廃線ポタでの一番の敵。

ジャージに着くと結構ちくちくして痛い

鉄マニアさんには申し訳ないのですが、
「車両」に関してはほとんど興味がわかないんです。
趣味が自転車という事もあり、走っていた線路跡がメインです。
ですので、車両の写真はかなり少なめとなっています。

せっかく行くなら車両のこの辺の写真を
撮ってきてくれという要望があれば、
その旨のコメントを頂ければ次から撮影してきます。

次回調査:藤並駅より海岸方面が未踏
     鉄道公園の動体保存列車の撮影

 お し ま い