作成日:2010/9/4 |
MTBと違い、ロードのタイヤは表面がつるつるで 小さいガラス片や金属片が刺さりやすい。 パンクの原因は、空気圧の低下によるリム打ちパンク、 チューブのパンク修理跡の接着不良、 異物を踏んで刺さるパンク、 タイヤサイドカットでのチューブがはみ出してのパンク、 などいろいろあるが、防げるパンクがスローパンクと リム打ちパンク。 特にスローパンクは定期的に行うタイヤ表面の チェックでほとんどが防げる・・・はず。 外での走行から帰ってきてタイヤの表面を布でさっと 1周ふき、汚れを軽く取り除く。 次に、明るい部屋で小さい穴を一つずつ見ていき、 小さいガラス片や小石、金属片などが刺さっていないか チェックしていく。特に雨の日の後。濡れた路面を走った後、 交通事故現場を通ってしまった後等は、 異物が刺さっている可能性が高い。 チェックの方法は結構いろいろあるが、 私の場合はカッターナイフの先端で 堅いものが刺さっていないか、もぐり込んでいないか そっと穴をほじくってみる。 がりっという感触がしたら何かが刺さっている証拠。 (間違えてケブラー繊維をほじくらないように(^_^;)) 異物を押し込まないようにそのままカッターの先端で抜く。 深く入り込み過ぎてカッターで抜けない時は、 一旦空気を全部抜き、刺さっている場所のタイヤサイドを指で挟み、 穴の中が見えるようにする。 異物を取り除いた穴は瞬間接着剤で埋める人が多いが私はそのまま。 本当は穴をふさぐ方が丁寧な仕事と言えるんだけどね。 そんなちっさい物がパンクの原因になるもんか! とお思いかもしれないが、これが意外に原因になるのだ。 走っている間にタイヤは何回転も回っている。 細かい数字は置いといて、タイヤの外周は700Cのタイヤで約2m。 100km走ってくるだけでも5万回転するのだ。 つまりどんなに少しずつでも異物は5万回押し込まれていくのである。 これがいつかチューブに届き、小さい穴を空けてスローパンクになってしまう。 グループでロングのツーリングに行く時は 前日にこのタイヤのチェックをするだけで 確実にパンクのリスクは低くなる。 (パンクする時は決まって誰かと走っている時なのだ) 大きな異物を踏んでその場でのパンクとか、 大きな段差に入ってしまって、強烈にタイヤを打ちつけてしまっての リム打ちパンクは仕方ない事だとしても、メンテナンスで 避けられるパンクは、避けた方がいいのは当然。 ロードに乗り始められたら300kmに1回か500kmに1回くらいでの タイヤチェックをお勧めします。 |