るみちゃんの未来の自分へ

7月16〜31日





106日目  平成23年7月31日(日)




夜に空がピカピカ光り、音が聞こえた。
雷かな〜?と思ったが、どうやら花火のようだ。




朝は地震で目が覚めた。震度4だったようだ。
旅の間に強めの揺れを数回体験したが
地震はまったく慣れない。怖いもんだ。

被災地も未だに揺れ続けているので、かわいそうだと思う。
強いストレスだろう(-_-;)
6時頃出発。元来た道を戻り北東へ。

国道16号で行くか考えたが、どう見ても走りにくそう。
そのまま県道で進むことに。
曇っているのでわりと涼しい。

走っているときに、2人組みの兄ちゃんが乗った車が
併走し「何か飲む〜?」と声がかかった。
それほど暑くなかったので遠慮させてもらった。
でもありがとうございます!




その後ちょっとして今度は車に乗ったおばさんが
こちらを呼び止めてお金を渡そうとするので
これは丁重にお断り。お金をもらう理由もないし
このご時勢、自分みたいな遊び人がもらう訳にいかない。
お気持ちだけありがとうございます(^^ゞ

話を聞くとチャリダーを見るといつもそうしているそうな。
いろんな方がいるもんだ。




国道357号線に入ると、車専用道に近い広い道。
しかし交通量が半端なく多い。もちろん道路は自転車の事なんて考えていないつくり。
荒川に差し掛かったところで自転車が走れなくなり荒川を少しだけ上流方向へさかのぼる。

清砂大橋を渡ってそのまま日本橋を目指す。

日本橋では何かのイベント中で通行止め。
大学の時に自転車で来た場所と同じ場所で記念撮影をし、すぐに退散。





JIROさんと合流できそうなので飯田橋駅方面へ。
皇居の前を通って駅に到着。
しばらくしてJIROさんから連絡が入り無事合流。

実家へ荷物とバイクを置かせてもらい
必要な荷物を持って車で昼食を食べに。

ラーメン30はpapaさんやJINさんも来たことがあるらしい。店長はpapaさんもJINさんもご存知のよう。papaさんは兵庫の人なのに常連っていったい・・・(^_^;)

食べたのはもちろん塩ラーメン。
おいしかったです〜。



店を出て駅まで送ってもらう。
すると車で東京観光をしてくれた。
パックツアーでは聞けない内容などとても面白かった。
ありがとうございます〜(^^ゞ

東京駅で降ろしてもらい、15:10発の新幹線へ。一時帰宅。
次は8月4日の夜に合流予定。




距離:81.5km
時間:4時間13分
平均:19.3km/h
最高:39.4km/h
天気:曇りのち小雨。無風。26℃。

宿泊地:自宅





105日目  平成23年7月30日(土





夜中に警備員が来て、移動しろと言う。
道の駅にテントを張ってこんなのを言われたのは初めてだ。しかも夜中に・・・。

テント内の荷物を片付けていると、上司と電話で相談したのか、そのままでいいとの事。
まったくもう・・・ブツブツ・・・

朝は曇り。まずは洲崎まで。古い灯台だ。
県道に戻ると源頼朝上陸の碑発見。
どこに上陸したかはいくつか説があるようだ。




沖ノ島は関東大震災で隆起し島が地続きになったらしい。
見に行くと砂洲で陸続くになっていた。すげ〜(◎o◎)

道の駅とみうら着は8時半。9時まで待ってびわソフトを食べる。
田舎と違って、道の駅で待っていても誰も話しかけてこない。

千葉の人は特にその傾向が強いと感じた。
挨拶をしても全く返ってこない。




道の駅きょなんでは菱川師宣記念館があり入館。
ちょうど妖怪やお化けの企画展が催されており、
なかなか迫力ある絵が見られた。
ちなみに四十八手の原案も菱川師宣らしく、
あたりさわりのない絵だけ展示されていた。
おもしろくないな〜。




北に上がるにしたがって交通量も増えダンプも多くなった。道は狭いまま。

富津岬へ行くと軍の要塞があったとの事。
現在は松林が一面に広がっており遺構の場所は分からず。
岬の先端にはすごいデザインの展望台があった。

上まで上がると見晴らしはいいが、空気が霞んでいて富士山は見えず。
東京や千葉のコンビナート地帯はうっすら見えた。




県道90号に入ると日がさしてきて暑い。
空気も悪く景色は特に見る所もなし。

地図に公園の印と郷土資料館の文字があったので
袖ヶ浦公園へ行ってみることに。




16時前に到着。
暑くて動けませんが・・・(^_^;)

郷土資料館は井戸掘り(上総堀り)に関しての物が主だった。
大阪とも縁があるようだ。

土曜日で夏休み中。車が多く、あちこちで祭りの準備や祭りの真っ最中。
どっかで花火は見られないかな?




距離:110.5km
時間:5時間44分
平均:19.3km/h
最高:42.6km/h
天気:曇り時々雨のち晴れつつ小雨。29℃。無風

テント設営地:袖ヶ浦公園 千葉県袖ヶ浦市





104日目  平成23年7月29日(金




朝は二度寝。5時過ぎに起床。

9時に朝食という事なのでかなり時間がある。
合羽のズボンの洗濯や荷物の整理、
ハガキ書きなどなど走らなければ走らないでやる事はいくらでもある。




奥さんは普通に起きて家事をされていたが、
ご主人は結構遅くに起きるとか。
2人で朝食。




昨晩はご主人が主にしゃべっていたので分からなかったが奥さんもこれまた負けず劣らずの話し好き。マシンガントーク。
息をつく暇すら与えない。すげ〜(^_^;)
話を聞くとご夫婦ではないようだ。
いろんな人生がある。うん。
詳しくはブログではかけないのでカット。

10時頃ご主人が起きてきたので挨拶をして出発。
これまた出発までご主人のマシンガントーク。ヲイヲイ・・・。

で結局10時をまわってからの出発になった。
ありがとうございました〜m(_ _)m




御宿郵便局が近くだったので風景印を押してもらった。
ここのはラクダと海女さんのデザイン。御宿らしい消印だ。
いろんな意味でいい思い出になった。

国道128号線はアップダウンとトンネルの連続。
交通量もそこそこありちょっとつらい。




車道のトンネルの横に小さな歩道用のトンネルがある。
どうみても古いトンネルを再利用している雰囲気。
時代は古そうだが廃線とは考えにくい位置と向き。
謎が残ってしまった・・・。

館山まで行きたくて少々飛ばし気味に走る。
文字通り暴走半島だ。ん?違う??




コース上に道の駅が多く10km前後で次から次に道の駅が出てくる。
その地域の情報が手に入るのでほぼ寄ってしまう。
ご当地ソフトもついつい・・・(^_^;)

道の駅ローズマリー公園でローズヒップソフト、
道の駅南房パラダイスでグラパラソフトを購入。
どちらも変わっていて、ローズヒップソフトはおいしかった。
グラパラソフトは主となる牛乳ソフトが主張しすぎて
少々インパクトに欠けた。グラパラの果肉が
結構入っているのでそれだけを食べてみても良かったんだけどね・・・。




野島崎は房総半島の南端。能登半島の北端にも
灯台があり、ちょっとだけ似た雰囲気。
平日なので観光客はぼちぼちってとこ。

今日は出発が遅かったので距離は伸びなかったが
なかなか楽しいコースだった。今夜は雨の予報。
明日にはあがっていてほしいな〜。




御宿の風景印は4人のみ。
この印は自分のスタンプ帳にも欲しかったが
残念ながら消印なので押してもらえず。
御宿の風景印は記憶の中だけの思い出だ。

距離:79km
時間:3時間27分
平均:22.9km/h
最高:50.5km/h
天気:曇り。夕方のみ晴れ。無風。28℃

テント設営地:道の駅南房パラダイス 千葉県館山市





103日目 平成23年7月28日(木




朝は雨。テントが濡れたまま撤収。

前日走った市街地へ。道を少し戻り県道286号へ。
交通量がそこそこありアップダウンの連続。

国道に入るとさらに交通量は増える。
車から子供の応援あり。ありがとう〜。




刑部岬へ行ってみる途中で国道でガラスを踏みパンク。
岬の施設でパンク修理。管理人さんと少し話。

修理後、展望台へ行ってみると、被災時の写真が
掲示されていた。かなり高い波が来たようだ。




岬から戻って県道30号線へ。
九十九里浜の海岸沿い。
砂浜がずっと続き、その横を走るんだろうというような想像の道ではなく、民家が並び、海は見えず。
しかも大型車がひっきりなしに通る。
道幅は狭いのに・・・(-_-;)


自転車専用道があったが、津波で破壊され、
まったく使えず。景色変わらず単調な道。
信号もあるのでペースがつかみにくい。

道の駅はすぬまに寄り、小休止。
暑いが腕に水をかけるほどではない。



4時間かけて県道30号線をクリア。
国道128号線へ。勝浦まで行くか?御宿まで?

御宿に14時40分着。駅前の通りに歴史資料館があったので入ってみる。
外国船難破の際にこの村の人が総出で乗組員を助けた話が残っていた。

「月の沙漠」に関するデザインが町中にあふれていたので月の沙漠記念館に行ってみる。


記念館の前で一人のおじいさんに話しかけられた。
茶を飲みに来いとかなり強引。
後でまたうかがいますね〜と別れ入館。

「月の沙漠」に関しては詩の一部を知っているだけでほとんど何も知らない。
こういう時代にこんな人が書いた詩なんだと分かった。


外へ出て砂浜にある記念像を撮影しに行く。
記念写真を撮る人が何組かいて時間がかかりそう。
2枚だけ撮影し、すぐに立ち去る。

バイクのところに戻るとさっきのおじいさんが待ち構えていたΣ(- -ノ)ノ
かなり強引に連れて行かれる。



おじいさんの近所の人と一緒にお茶を頂く。
話を聞くとこの方、1〜2ヶ月前に岸和田から引っ越してきたらしい。
しかも住まれている家が元加藤まさをの家。
すんごいおもしろいめぐり合わせ。
縁って不思議〜(◎O◎)

2人とも自転車に乗るらしく、話がしやすい。
とんとんと話は進み、おじいさん宅で泊まる事に。
DIYが好きみたいで自作の増築部分が2つあり、
準露天風呂も自作なんだとか。
雰囲気は北海道の手作りライダーハウスみたい。

奥さんに話を聞くと毎日いろんな人が入れ替わり立ち代り来るそうだ。
私が家に入ったときも「お〜い、おもしろい人連れてきたから」
「Σ( ̄◇ ̄;)えええええ〜?またぁ〜!?(;`O´)o」
という会話が家の奥から聞こえてきた。
“また”って・・・(゜_゜i)タラー・・・




元岸和田の方も交え楽しい夕食を一緒に。
気仙沼港が使えないので、御宿の南にある勝浦港で
水揚げをしているかつおが食卓に。

話が好きな方でこれまたエンドレス。
いや〜、止まらないの何のって(^_^;)
22時を過ぎたあたりで私がギブアップ。
おやすみなさ〜い・・・zzz




距離:103km
時間:4時間56分
平均:20.8km/h
最高:48.6km/h
天気:曇り。南西からの微風。28〜29℃。

宿泊地:おじいさんち 千葉県御宿町  





102日目 平成23年7月27日(水)




早朝に震度2の揺れ。そして雨。出発時は曇り。
特に寄りたいと思うところも無くひたすら南下。

「常陸那珂」という漢字が読めなかったのだが、よく見るとこれで「ひたちなか」と読むようだ。知らなかった・・・(^_^;)

大洗の町中に「幕末と明治の記念館」というのがあったので寄ってみるが、水曜休館日。こんなんばっか・・・orz。



国道51号線に入り、郵便局へ寄ると(都道府県の)記念切手も風景印もなし。
しかも結構先まで行かないと風景印はないとか。
茨城のウリはないのか!?Σ(- -ノ)ノ

国道を海側に離れると静かな道。
でもすぐに国道と合流。国道が海沿いの道になってしまう。




鹿島市に入り「卜伝」の名前が目に付く。
詳しくは知らないが武道家?だっけ??

住友金属のコンビナートを見つつ県道を走る。
化学関係のにおいがすごい。

県道117号線の路肩は波打っていて大型車も多く最悪。
海沿いのシーサイド道路へ移動。静かなもんだ。




銚子大橋を渡り千葉県へ。
少し時間があったので犬吠崎をまわる。
中に入れる灯台で、灯台資料館併設。

岬をぐるっとまわり再び市街地へ。
銭湯へ行くとちょうど開店5分前。
久しぶりで気持ちいい〜♪



次にコインランドリーへ。
洗濯していると酔っ払いのおっちゃんが来てすごいなまりで話しかけてくる。
ず〜っとしゃべりっ放しで止まらない。
カンベンしてくれ〜。゜゜(>ヘ<)゜ ゜。




乾燥機に入れて乾かしている間も話っぱなし。
いろいろ聞いてくるので答えようとしてもお構いなしで自分の話を続ける。

18時頃乾燥が終わったのでかたずけを始め、荷物の整理をしたらやっと立ち上がって帰ろうとしてくれた。





しかし外に出て荷物をバイクにつけていると今度はバイクの話に。
思わず「スイマセン、日が暮れるので・・・」と言っちゃった( ̄ω ̄;)

別れた後、八百屋に寄り、野菜を購入。
きゅうり100円だったのだが、9本入り。バラにしてくれませんか?と言うと見事に却下。しぶしぶ9本購入。
虫じゃないんだから・・・。

夜から雨の予報。明日は雨の走行かな?

距離:121km
時間:6時間16分
平均:19.3km/h
最高:43.5km/h
天気:小雨→晴れ。日中30℃。
東からの微風〜弱風

テント設営地:後飯町公園





101日目 平成23年7月26日(火






夜中2時頃、若い連中がテントの周りをうろうろ。
ちょっと緊張した(゜_゜i)タラー・・・

日が昇るのが少し遅くなった?
朝にブログ更新をしてから出発。
涼しいとまでは言えないが、暑くはない。


海岸沿いを走ると津波の被害が見られた。地震の被害も見られる。

港湾道路は波打っていて、数箇所砂利道になっていた。その都度、バイクを降りて押す。

国道6号に入り、大型車の列を何とかやりくりしながら進む。
多分、向こうも邪魔だな〜と思っているはず(^_^;)



晴れてきて暑くなってきた。
朝からがりがり君1本目。

勿来(なこそ)駅というのを見つけ寄ってみる。源義家像が駅前に建てられていた。近くに関所跡があるらしい。国道から離れ少し西へ。

登りが始まる前に「ふ号」に関する看板発見。



常磐線からの引込み線でつながっていて工場があったとか。
現在は残念ながら痕跡なし。

関所までの登りは「聞いてないよ〜
w( ̄▽ ̄;)w」のきつめの斜度。

山頂に行くと義家の像と石碑。



石畳の遊歩道があったのですこし散策。
日陰が涼しい。時代を感じさせる雰囲気でなかなかいい感じ。

遊歩道の両脇には和歌の石碑や漢詩の石碑がならんでおり、説明書きの看板も設置。
学がないので「フーン(゜o゜)」くらいしか分からなかったが・・・(^_^;)

1時間ちょっとウロウロして国道へ戻る。桜の季節は人が多いと予想される駐車場の広さと数。

関所を越えたのでここから関東。
茨城県。



次に平潟漁港から五浦にかけて海岸を走る。
温泉があるようでいい雰囲気の温泉街。
海に近いのでここも津波の被害があったようだ。

国道に戻り南下。



鵜の岬という所で物産店があったので寄ってみる。
ポポーという果物を使ったワインやソフトクリームがあり、ソフトを購入。
聞くと南国系の果物でマンゴーに近い種類らしいがマンゴーではないとか。
全然知らない果物だ。
ソフトクリームは確かに初めて食べる味だった。なかなかおいしかった。

国道6号線から国道245号線へ。
関東平野♪と思っていたのだが、ま逆のアップダウンの連続。


平地はどこ!?( ̄△ ̄;)
交通量が減るでもなく、走りづらい。
暑さも結構暑く日立灯台にて30分ほど休憩。

ちょっとがんばってひたち海浜公園まで。
かなり大きな公園のようで入り口がなかなか出てこない。
西口についてみると、何と有料(|||_|||)ガビーンしかも「国営」?ナゼ??

入り口横にトイレの施設があったので
そこへテントを張る事にした。

日陰がまだ涼めるので耐えられる。
もうちょっと西へ進んだら走り方を変えなきゃダメかも?
ジュースとアイスの消費量がどんどん増えていく。

距離:90km
時間:5時間04分
平均:17.8km/h
最高:54.0km/h
天気:晴れ。28℃くらい?南からの中風。

テント設営地:国営ひたち海浜公園西口横 茨城県ひたちなか市





100日目 平成23年7月25日(月)




早朝に激しい揺れがあり同時に携帯のアラームが鳴った。
大太鼓の上に寝て太鼓を叩かれているような振動。震度5弱だったらしい。

朝5時半くらいに見回りの人が来て少し話。6時半頃出発。
たくさんの不安材料を背負ったままの出発だったのでひやひやした。




掛札峠はきつかったがその後しばらくはなだらかな坂のみ。
拍子抜けだったが、中盤から激坂続き。覚悟を決めて登る。

ツーリングマップルにある「名無しの峠」からはほぼ下り。
やった、抜けたかな?





小川町で休憩&補給。やれやれ。
県道41号にて道の駅よつくら港を目指す。
小さい峠が3〜4つほど。

途中で郵便局によりはがきを出す。

北海道の途中で中盤で知ったのだが、「風景印」というのが各局にあり、すべてイラストが違うそうな。


土日は郵便局が休みなので平日に持ち込まないと風景印を押してもらえない。

絵葉書を最初の頃に受け取った人はこの風景印ではなく、普通の消印でした。次から届く分には風景印が押されているはず。

ちなみに、ハガキを出した私はどんな風景印だったのかまったく知らないんです(^_^;)
また見せてね〜。



道の駅よつくら港は津波で建物が破壊されたが
現在は壊れた建物で仮営業を行っている。

食料を買い、中で食べる。応援の寄せ書きされた旗が
壁に掲げられていた。




県道382号で塩屋崎を目指すがこちらも津波の被害で
通行止め。福島の南の海岸も被害はかなり見られる。
橋が落ちている所もあった。ニュースではあまり見なかった景色だ。
岩手、宮城と比べると原発問題が大きく取り上げられるが
津波の被害は福島もある。

迂回路を通り、灯台を目指すも完全に無理。
仕方ないので県道15号線で三崎公園へ。




原発20km圏というのを迂回したことになる。
阿武隈山地を抜けれたのは結構自信になったが、
やはり男鹿半島、竜飛岬の登りに比べると楽。



明日は茨城県へ。いよいよ関東圏だ。
チューブとタイヤに不安が残る。
自転車屋さんを見つけたらすぐに入らねば。

今日は山岳コース移動日だった。

情報:葛尾村から国道399号、国道288号、国道399号は問題なく通れます。
それより東(海より)は進入禁止。

距離:109km
時間:6時間38分
平均:16.4km/h
最高:58.8km/h
天気:晴れ。28℃?南からの中風。

テント設営地:三崎公園 福島県いわき市





99日目 平成23年7月24日(日)






朝は快晴。テントに日があたり6時前にテント内はサウナ状態。
テント撤収後、パンク修理。バイクを掃除し、ハガキ書き。

開店が10時なので時間がある。道の駅にいるといろんな人が声をかけてくれた。

10時開店後青のりソフトを買い、すぐに出発。
味?( ̄-  ̄ ) ンー、インパクトがちょっと足りないかな〜。
まずくは無いんだけど、印象に残らない。青のりの味はちゃんとした。




県道から海岸沿いを走るが、行き止まり。迂回路を走ると
何と道の駅そうまのすぐ近くに戻ってしまった。
走った16km返して〜Σ(T▽T;)




国道6号にて道の駅南相馬を目指す。
道の駅南相馬は原発20km圏のぎりぎり外で
ここから4.6km先は行き止まり(通行規制)。

道の駅であれこれ買ったが、パンが大量に入った商品を
目の前でおばあちゃん軍団に全て持っていかれたのは痛かった。
主婦は金銭感覚が鋭いからな〜( ̄ω ̄;)




凍天(しみてん)という食べ物はアメリカンドックの
ソーセージ部分がよもぎ餅。ほんのり甘くてこれはうまかった。

道の駅を出て、さらに南へ。
町に人がいない。営業している店舗も何軒かあるのだが、
ほとんどは閉店状態。

20km圏入り口では警官がバリケードを管理。
迂回路を聞いて山岳ルートへ。




県道に入ると、放棄された田畑がずっと続く。
雑草は伸び放題。人もいない。

どのコースを通ったかはちょっと内緒で、
山岳コースのど真ん中でパンク。
スローパンクのようなので空気を入れつつ先へ進む。
ガードレールがないのでガードレールが出てくる所まで。

原因を探してみるが分からず。手持ちのチューブはラスト1本。
次、パンクしたら終わりだ。

で、その後、いろいろあって(※このあたりの詳細はブログでは書けませんので
直接会った時にでも聞いてください(^_^;))



葛尾村役場まで。隣に綺麗な公衆トイレがあったのでテント設営。さらにすぐ近くに湧き水があったのでシャンプーと手足を洗う。着替えもできた。少しさっぱり。

ただ、トイレの前の駐車場に県警のバスが停まりエンジン音がうるさい。

手持ちの食料がとぼしいので夕食はなし。
明日は南下できるのか?町に入ったらチューブを買わなきゃ。
封鎖道路の情報がほしい・・・。

距離:76.5km
時間:4時間26分
平均:17.2km/h
最高:51,7km/h
天気:晴れ。23〜25℃。南からの弱風

テント設営地:葛尾村役場の隣の公衆トイレ 福島県葛尾村





98日目 平成23年7月23日(土)





朝起きるとテントに夜露が着いていた。
雨が降らなくてもフライシートは必須のようだ。

出発し、国道45号線を南西へ。

県道60号に入り奥松島へ向かうも砂利道で先端へ進めず。県道27号にて西へ。

住宅街だったようなのだが、壊滅状態。

富山観音が松島四大観というのが地図に載っていたの行ってみる。
小雨パラパラ。
崩壊寸前の山道を無理やりバイクを押して登った。
曇ってはいたが見晴らしはかなり良かった。
観光客はゼロ。もったいない・・・(-_-;)




国道に入り、松島へ着くと土産物屋さんは営業中。
入ってみると3月11日の店の写真が貼ってある。
やはりここも津波が来たらしい。
ただ、他の地域に比べると比較的被害は小さめ。
松島の島々が津波の威力を減らしたらしい。




松島の土産物屋さんで自分への土産と絵葉書を購入。
水に浸かってしまった絵葉書を売っていたあたり、
なかなかの根性?( ̄m ̄〃)ぷぷっ!




塩竈市も大きな町。県道23号へ。
イオンに入ると物価がものすごく安かった。
弁当を買って昼食に。被災地特価?

県道10号に入り南下。しばらく大通りで交通量がものすごかったのだが、海岸沿いの道。
広大な土地がひどいありさま。


丘のない平地が広がり、被害が拡大したのだろう。逃げろったって、どこへ逃げていいのやら・・・( ̄Д ̄;;

県道38号に入るとさらに状況は悪化。
しかも13時半頃強めの揺れ。止まって、工事現場の兄ちゃんのラジオを一緒に聞かせてもらう。



津波は大丈夫みたい?防波堤の向こうはかなり高い波が来ているみたいなんですけど・・・??Σ(; ̄□ ̄A



宮城県と福島県との県境まで行くと何と行き止まり。
どうやらこの先、道が流されているようだ。
引き返して、農道を通り国道6号線へ。今度こそ福島県へ。




相馬バイパスに入った所でパンク。
見るとタイヤが裂けている。砂利道を
強引に走ったせいだ。内側にタイヤの
切れ端をあて応急処置。雨も降ってきた。
ツイていない時はとことんツイていない。

道の駅そうま着は16時半過ぎ。ギリギリだ。
郵送する土産を選び自分の土産も。17時が過ぎた。
あっ・・・ソフトクリーム食べられなかった・・・orz。明日の朝、待って買うか。




明日は南相馬へ。その先は内陸を目指して走る事になる。
国道6号で南下すると東京まで300kmを切った。もうちょっとで関東だ。

距離:121.5km
時間:6時間15分
平均:19.4km/h
最高:48.0km/h
天気:曇りのち小雨。21℃。微風。涼しい。

テント設営地:道の駅そうま 福島県相馬市





97日目 平成23年7月22日(金




早朝は気温が下がり寝袋が無いと寒くて眠れない。
朝は15〜16℃?3枚着て出発。
登りが始まると暑くなるので2枚に。




ファミマで食料購入後、国道を進む。
あいかわらずのアップダウンだ。

南三陸町に入り歌津という地域に入ると迂回路の指示。
無理に奥へ行ってみると「歌津大橋」というのが流されていた。
指示に従って迂回路へ回ると坂を登ったところにある家も
津波の被害にあっている。どれだけの高さまで来たんだ!?




今まではアップダウンのダウン区間しか被害が見られなかったのだが、
南下するに従いアップの区間も津波の跡が見られるようになった。

志津川という所では3階の建物の屋根の上に車が載ったまま。
町は壊滅状態。




女川方面へ行こうと思い、国道398号線へ。
モアイ像を見つつ砂利道を押したり、乗れる区間は
乗ったりして進んだが、砂利道区間が長くなったのと
ダンプが多いので先に進むのを断念。
国道45号線まで戻る。




横山峠を越えると登米市という所に入った。
道の駅「津山」へ。木工をウリにしているようで木の香りがする。
寄せ木細工が綺麗で持ってみても軽い。



絵葉書を探すが見つからず。

木のはがきを3枚購入し道の駅でハガキ書き。
途中で学生(?)を引き連れた引率の先生が話しかけてきてくれた。
その後、あれよあれよという間におばさん達が集まってきたヾ( ̄o ̄;)オイオイ

昼頃までハガキを書き、出発。
柳津〜河北間が通行止めで県道へ迂回。


静かでいい感じに走れた。
このあたりは家の造りがちょっと変わっていて門(?)がとても大きい。

住宅の屋根は瓦屋根と金属屋根の比率が半々くらい。
岩手は金属屋根の方が多かった感じ。

道の駅上品の郷へ行くとすごい規模の道の駅だった。温泉施設が併設されている。地元の食品もたくさん扱っていた。車中泊fanでNo.1になった道の駅らしい。

きゅうり・トマトを買い外で食べる。
ここでのテント泊はちと厳しそう。

石巻市街地を目指すが大渋滞。
市街地をかすめつつ国道45号線を進む。
公園を探して住宅街へ。




陸前赤井駅の北に広がる住宅街の中で
児童公園を発見。子供が多いが今日はここまで。



津波の被害は見られるがこの住宅街は建物そのものはほとんど残っている。もう少し東に(海より)に行くと被害が大きいのだろうが、ガラスも多そう。

明日は仙台の南まで?
福島入りはまだ無理な距離。

ボランティアはなしで物を購入する方向で決定。

距離:83.5km
時間:4時間35分
平均:18.3km/h
最高:51.0km/h
天気:曇り→晴れ。微風。20℃。涼しい。

テント設営地:南赤井児童公園 宮城県東松島市





96日目 平成23年7月21日(木




朝は8時に出発。ありがとうございました〜(^^ゞ



Tさんは、もろに被災者。3週間ほどは水と電気に困ったそうだ。
ガスはプロパンだったので水と電気より先に回復したとか。

自宅の窓からは港が見えたのだが、港の方は津波の被害が見られた。

県道9号を通り、大船渡市街地へ。
昨晩は暗くてよく分からなかったが、被害の状況がよく分かる。




歩道はガラスが散乱しているのでできるだけ車道を走る。

大きな船が乗り上げたままだったり、
鉄道車両が線路の上で止まったままだったり・・・。

焼け焦げた臭いも未だに残っていた。

国道45号線に入って、すぐに県道38号線へ。
行けるかな?と思ったが、砂利道で奥まで行けず。




陸前高田市は内陸に向かって平野部が広がり、
被害の規模も広範囲となっていた。
ものすごい広さの大地が何もない状態。

建物の基礎が残っていたり、水が引かず
そのまま湿地帯のようになっていたり。
信号は止まったまま。

カヲルとシンジが初めて出会ったシーンをふと思い出す。




津波で流された大きな橋はこの4ヶ月の間にかけ直されたようで、
まだ新しかった。日本の土木技術はすごいものだ。
北海道に入る前は国道45号線は陸前高田までしか通っていなかったのだ。

坂を登り、唐桑半島へ行こうとするが、こちらも砂利道で行けず。
車は通っているんだけどね・・・(~_~;)




県道34号線に入り、気仙沼市街地へ。
ホーマック(ホームセンター)が仮店舗でがんばっていた。すごい!




港の方へ行くと、来たのは初めてだが、見た事のある景色。
酒蔵「男山」の建物のある所だ。
お酒は飲めないが、復興祈願として3本購入。

次の店では絵葉書購入。郵便局で宮城の切手を探すが見つからず。




市街地を抜け、国道45号線に入ると大渋滞。
歩道はガラスだらけなので走れず渋滞に付き合う。
先へ進むとダンプの行列が廃棄処分場へ入るのに列を成していた。
ナルホド。この渋滞で時間がかかり道の駅大谷海岸を
過ぎたあたりでテント設営。

思っていたより気温が上がらず助かった。
どこかでボランティアをと思っているのだが、
ちょっと難しいかも?募金だけになっちゃうかも?
チャンスはまだあるが、あまり先延ばしにしたくない。




距離:70km
時間:4時間27分
平均:15.6km/h
最高:62.2km/h
天気:朝曇り→晴れへ。22℃。北からの弱風。

テント設営地:道の駅大谷海岸の西2km地点の林の中 宮城県気仙沼市





95日目 平成23年7月20日(水




深夜は無音の世界。風の音も車の音も何もない。少し怖かった。
3時頃雨の音で目が覚める。
フライシートをかけ再び就寝。




朝はそのまま雨。シューズカバーを作ってスタート。

山田湾をまわり山田町内で朝イチのパンク。ガラス片があまりに多い。
雨の中のパンク修理。

国道45号線は大型車が多い。

大槌町に入ると焼けた建物が残っていて赤茶色の町の印象。
映画のセットの中にいるかのよう。




こげた匂いが鼻につく。4ヶ月経っているのに。

県道へは行かず。

釜石市に入ると大きな町だとは分かったが高架の上を通ってしまい市街地は見られず。ただ、建物は比較的残っている気がした。




鉄の歴史館へ行ってみるがしばらく休館らしい。

廃鉄の遺構が釜石市街地から山奥にむけてたくさんあると、入り口のモニュメントに書かれていた。これはまた来ねば。

県道249号線・県道250号線は行かず。
2kmちょっとのトンネルを2つ通り国道を南下。
登りがしんどい。常に時速6km/h前後。




道の駅さんりくの手前100mほどで2回目のパンク。
道の駅まで押していき、柿ソフトを食べた後
パンク修理&バイク掃除。どろどろだ。

バイク掃除中、大阪から来たボランティアのおっちゃんが
話しかけてきてしばらく話。その後、アイスを買ってきてくれた。
感謝!・・・っていいのかな?(^_^;)




県道9号へ戻り、最後の登り。綾里地区へ入る。
地区内に過去の津波の石碑があった。
大きな津波が2回ほどきたようだ。

綾里駅にてTさん待ち。6時過ぎに合流。
待っている間、地元のおばちゃんが
話しかけてきてくれて、しばらく地震の時の話を聞けた。






6時すぎにTさんと合流。ご自宅へ。
シャワーを浴び、洗濯。夕食は外食。
→ラーメン。
移動途中、明かりの消えた地域や満潮で冠水した所を見た。

台風6号は東へそれたようだが、風の影響は残りそう。
雨さえなければとりあえずOKかな。
しばらくパンクが続きそう。抜いても抜いても細かいガラスが刺さっている。
パンク充填剤でも入れておくべきだったか?

距離:93km
時間:5時間47分
平均:16.1km/h
最高:57.3km/h
天気:雨のち霧。26℃。北からの中風。

宿泊地:まほろばのTさんち 岩手県大船渡市





94日目 平成23年7月19日(火)




夕方に学生を乗せたバスがたくさん来た。
運動公園へ??朝はやや晴れ。まだ寝袋は必要だ。

ローソンへ寄り、朝食購入。




国道45号線を南下していく。
やはり被災のあとが4ヶ月経っても生々しい。

西行屋敷跡へ行ってみると途中で道がない。来た道(激坂)を戻る。

ひたすら続くアップダウン。
気温は大阪ほどじゃないが汗だく。

普代村の分岐に入り、県道44号線へ行こうか迷うが行き止まりだった時のリスクを考えて国道を選択。ここからしばらく上りが続く。

時速一桁で休みながら登る。




道の駅田野畑は小規模。地元の食材を販売していた。
ソフトは買わず。標高が少し高いところにあり被災はしていない。

次の道の駅田老までこれまたひたすらアップダウン。
平地がない。

道の駅田老(たろう)ではいちご果肉入りソフトを購入。
これはうまかった。

ソフトを食べていると外国人が話しかけてきた。
うっ。。。( ̄x ̄;)外国語は話せませんが・・・。

日本語ぺらぺら。ε-(;ーωーA フゥ…
岩手大学のジェームズ先生という方で
5〜6日ほど自転車で北海道を走ったこともあるとか。




田老の被害写真をたくさん撮られていてipadに入っているのを見せてもらった。
これから南下していくという話をしたので「この先、こんな状況だったんですよ〜」って感じで。
国道もがれきの山で通れなかったらしい。

山を下り、田老の市街地へ。
何もない。建物の基礎のみ。
ぽつんと残ったガソリンスタンドは建物ぼろぼろのまま
営業を再開されていた。がんばってください!!




田老〜宮古間はトンネルが何箇所かある。
トンネル内が登りのもあり、トンネル自体が
古い物なのでやや狭く、路面荒れていて怖い。




宮古市街地に入りダイソーへ。
商店街を抜けると信号は消えたまま。
建物の1階部分は水につかったとみえ、どこも修復中、もしくは解体待ち。
人が多く活気はある。
どこまで津波が入り込んだのかは分からなかったが川上に行くと建物は普通に残っている。


ユースホステルにTELL。
泊まれるか確認するとしぶしぶ(?)OK。
行ってみるとおばあちゃんがいて満室なのでダメだとか。
( ̄ェ ̄;) エッ?さっきOKだったのに・・・。

仕方なく市街地で見つけた銭湯へ。
久しぶりで気持ちいい!
お尻は痛かったが・・・。

道の駅みやこに行ってみると入り口や窓がすべてベニヤ板でふさがれていた。
営業どころじゃない感じ。




国道45号に入り、宮古市運動公園を目指す。
行ってみるとがれきの山。
そうか、廃棄物置き場になっちゃったか・・・。

本州最東端へ行く県道41号線は運動公園から少し走ったところで
砂利道になっており自転車では厳しい。

引き返して津軽石駅へ。

駅舎ではベニヤ板を張る作業中だったので
17時半頃まで待ってからホームへ。
JR山田線らしい。盛岡へは行けないのか。




明日は大船渡市へ。
まほろばのTさんがいるらしく泊まらせてもらえるかも?

県道41号が行けないので大船渡まで国道45号線で90kmほど。
ちょうどいい距離だが、雨の予報。
雨でのダウンヒルは嫌だな〜( ̄ω ̄;)

距離:105km
時間:6時間02分
平均:17.4km/h
最高:56.4km/h
天気:晴れ時々曇り。28℃。無風〜弱風。

テント設営地:JR津軽石駅 岩手県宮古市





93日目 平成23年7月18日(月)




夜は降られず。朝は曇り。6時頃出発。
市街地を抜け県道1号へ。

酒蔵「男山」の建物が立派だった。




陸奥湊駅前は朝市でかなりの活気。



鮫駅に寄り蕪島へ行ってみる。
海沿いは津波の被害が見られた。

蕪島はウミネコで有名らしい。
行くとヒッチコック(だっけ?)の「鳥」って映画のよう。
ちょっと怖いぞ・・・(^_^;)




そのまま県道1号にて海沿いを南東へ。

葦毛崎展望台は第二次世界大戦の遺構だった。
防空施設だったようだ。遠目に見ても要塞のよう。

しばらく濃霧の中を走る。



県道が終わり国道45号線に入ると災害復興の大型車がたくさん通る。
すぐに県道247号線へ。予想していたが、一日中アップダウンが続いた。

再び国道45号に入り、県道279号へ。
このあたりからいつもと違うお尻の痛み。
アップダウンが多く、ダンシングが使えたのは良かったのだが・・・。


久慈市市街地に入りツタヤへ行くが、本は売っておらず。
自転車店へ行き、チューブ購入後道の駅久慈へ。

こちらも朝市?かなりのにぎわい。
とうふでんがくは薬味の入った味噌がついていておいしかった。

お尻の痛みがひどく歩くのにも一苦労。これはまずい。



次に県道268号線へ。ほとんどダンシングのみ。津波の高さを実感して走る。津波に流された橋もあった。

野田村の海岸に入るとニュースで見るような光景。
がれきの山に田んぼには船の残骸。
泥をかぶって使えなくなった黒い田んぼ。


道の駅野田へ。のだ塩ソフトを買い、物産店で聞きなれない餅を購入。

おから餅は蒸しパンに近いものだった。
ひゅうじ餅は餃子の形をしていて中に味噌とクルミが入っている。
これまた変わっていておいしかった。

テント設営地を探して国道から役場のほうへ入ると津波の被害がよく分かった。
ビルの2階の窓は割れ、壁はへこんでいる。



総合運動公園の方へ進むと仮設住宅があった。下手な同情はできないが、やはりいたたまれない。

21日は台風が来るらしく、少し注意が必要。
それよりお尻がヤバい。このままだと明日も乗れないんじゃ・・・。薬がほしい。
四国編に続いて2度目の「この先無理かも?」の意識。
吐き気がするほどの痛み。
歩くのもままならない。どうしたものか・・・。

↑昭和8年の津波記録
手持ちの薬はリップクリームがあった。
お尻に塗ったのでリップクリームならぬ
ヒップクリーム?ヒリヒリ・・・(><;)

距離:95.5km
時間:5時間48分
平均:16.4km/h
最高:56.7km/h
天気:曇り。ほぼ無風。23〜24℃

テント設営地:野田村立総合運動公園入り口の東屋
        岩手県野田村





92日目 平成23年7月17日(日




昨夕は警備員が来て18時少し前に移動。最悪〜。

霧の中を6kmほど走り、少し南のサークルKへ。
神社も見つけたが結局サークルKの裏の駐車場にテントを張った。

夜は雨降らず。朝も晴れ。6時前に出発。


国道338号線を走るが店も何もない。
馬門川観光公園というところで水補給とバイク掃除。少し曇ってくる。

7時過ぎ再スタート。白糠漁港の灯台は松の木々で漁港側が見えず。

南の海岸は見られた。



六ヶ所村に入ると原発関係の施設が目に付く。
バイパスを通らず旧国道を通る。

尾鮫沼・鷹架沼等湿地帯がしばらく続く。
北海道に似ていなくもないか・・・。



六ヶ所村に入ると原発関係の施設が目に付く。
バイパスを通らず旧国道を通る。

尾鮫沼・鷹架沼等湿地帯がしばらく続く。
北海道に似ていなくもないか・・・。


国道を少し離れ、道の駅三沢へ。
ソフトクリームがない・・・orz。
先人記念館というのがあったが入らず。
かなり気温が高く蒸し暑い。
腕に水をかけて涼をとる。

八戸市街地に近づくと車の途切れ目がなくなる。
路肩も狭く路面荒れ荒れ( ̄Д ̄;;
基本的に青森の道路は悪路が多い印象。その分、お尻も痛い。


県道19号に入ると完全に工業地帯になる。臭いもあまりよくない。

市内のファミマに寄り、1通目の封筒を自宅に送る。

次に図書館へ寄りパソコンでブログのコメントレス。

図書館を出て本八戸駅に行くと出店がずらり。何かの祭り?

ダイソーへ寄り、馬淵川沿いの公園へ。
なかなか立派な公園。テントを張る場所を確認してメール便2通目の準備。

再び別のファミマへ。再びダイソーへ行き、ノート購入。公園に戻り記録作業を始めようとしたら、地元の小学生に拿捕される。
( ̄ω ̄;)エートォ...質問攻めに、バイク試乗(無理だって・・・)にと続き、三角ベースして遊ぶことに。



体力的にはかなり厳しいが、次のチャリダーの事を考えるとムゲにはできない。
三角ベースなんていつ以来だ??

みっちり2時間しごかれましたo(TωT )( TωT)o ウルウル
小学5年生で野球部だとか。
明日はきっと筋肉痛だわ。

19時前になりジュースを3人に買ってあげてバイバイ(^.^)/~~~
自分はそのまま公園に残って記録作業。

するとしばらくして1人の子が戻ってきて、お母さんから
差し入れですと食料を頂いた。わらしべ長者か?
名前と小学校名を聞いたのでまたハガキを書かなきゃね。

明日の予定は久慈市より少し南の野田あたりまで。
道の駅は無事らしいのだが・・・。

距離:110km
時間:5時間34分
平均:19.7km/h
最高:53.5km/h
天気:晴れ。南西からの弱風。28℃。

テント設営地:城下公園 青森県八戸市





91日目 平成23年7月16日(土)




今日で出発して3ヶ月がたった。
半分くらいは来ているのだろうか?

朝もたらふく食べさせてもらい、満腹状態で出発。

ご夫婦には大変お世話になりました。
感謝m(_ _)m



昨日走ってきた道をしばらく戻り、国道279号線から県道266号線へ。
店がなくひたすら単調な景色。




尻屋崎周遊ルートの入り口には立派な
休憩所(?)が建っていた。

しかし土足現金なのでシューズカバー
を履いている私は入れない。残念。

ゲートをくぐり、中へ。寒立馬という種類の馬がいるらしい。
霧が濃くかなり寒い。
ゆりの花を撮って、岬の先端へ。

大きな灯台がある。青空だったらさぞかし
綺麗な景色なんだろうが、白い空気に白い灯台。
o( ̄ー ̄;)ゞううむ、残念。







寒立馬は結構あちこちにいて、触ろうと思えばすぐに触れる状態。

道路にもずらっと並んでいたので、下手すりゃ車との事故もあるのかも?


尻屋崎周遊ルートが終わり、県道6号を南下。

両脇が森になっており、景色が変わらず。
往路から眠気が強かったのだが、あまりに眠いので早めに切り上げることに。
13時半頃、国道338号に入ると八戸まで91km、三沢まで71kmの表示。
絶対無理。

県道7号と交わるあたりでトントゥビレッジという原子力発電の観光施設があり、臨時休業中だったのでそこでテントを張ることに。





14時。少し早いが事故るよりはいい。

眠気が強いのでテントを張ってすぐに中で仮眠。

カラスがリアバッグをあさる音で目が覚める。手持ちの食料はすべて食べた。あとはラーメンだけ。明日は何か買わなきゃ。八戸まで90km弱。
八戸を過ぎたあたりでテント設営かな?

今日のコースは本当に店がなく出費0円。 北海道でも0円はなかったのに。

しばらく曇りが続くようだ。雨でなければ
それで十分だよね。

距離:70.5km
時間:3時間45分
平均:18.8km/h
最高:52.6km/h
天気:一日小雨。午後は霧。19℃。岬以外は無風。

テント設営地:トントゥビレッジ 青森県東通村
HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH
3ヶ月目のデータ
走行距離:7550km
走行時間:386時間33分
平均時速:19.5km/h
出費:223,855円
パンク:4回